跳び箱を選ぶ前に確認したいこと
跳び箱は体育授業の器械体操単元で欠かせない大型備品です。しかし「とりあえず学校にあるものを使っている」「いつ購入したかわからない」という学校も少なくありません。跳び箱は安全性に直結する器具だからこそ、サイズ・段数・素材・状態をきちんと確認したうえで選ぶことが重要です。
このページでは、学校の体育授業で使う跳び箱の種類・学年別の段数の目安・安全面のポイント・買い替えのタイミングについてまとめました。
跳び箱の種類
木製跳び箱(小型・中型・大型)
学校体育で最も広く使われているスタンダードタイプです。積層合板製で耐久性が高く、表面には帆布や合成皮革が貼られています。サイズは小型・中型・大型の3種類があり、対象年齢や跳躍レベルに合わせて選びます。
小型は小学校向け(4〜8段)、中型は中学・高校向け(8段)、大型は高校・大学・一般向け(8段)が標準的な構成です。各段を取り外して高さを調節できるため、授業の進行に合わせて柔軟に使えます。
指導ライン入り跳び箱
踏み面に手をつく位置の目安となるラインが印字されているモデルです。視覚的に「ここに手をつく」という指示ができるため、基本姿勢の指導がしやすくなります。跳び箱が苦手な児童や、初めて授業で取り組む低学年への指導に特に効果的です。
ソフト跳び箱
外装がウレタン製で、万が一ぶつかっても衝撃を吸収する安全設計のモデルです。木製跳び箱と比べて怪我のリスクが低く、跳び箱が苦手な児童の導入練習や、幼児・低学年の体育活動に向いています。3〜5段のコンパクトなサイズが中心です。
ミニミニ飛び箱
最もコンパクトな入門用モデルです。高さが低く、恐怖心を感じやすい児童でも挑戦しやすい設計になっています。幼稚園・保育園や小学校低学年の初めての跳び箱体験に適しています。
学年別・段数の目安
段数はあくまでも目安であり、クラス内の習熟度や個人差に応じて柔軟に対応することが大切です。以下を参考にしながら、実際の授業の様子に合わせて調節してください。
- 小学校1〜2年生:3〜4段(ソフト跳び箱・ミニミニ飛び箱からスタートも有効)
- 小学校3〜4年生:4〜5段
- 小学校5〜6年生:5〜6段
- 中学生:6〜8段(中型跳び箱)
- 高校生以上:8段(大型跳び箱)
同じ段数でも跳び箱のサイズ(小型・中型・大型)によって実際の高さが異なります。購入前に各段の高さ(cm)を確認するようにしてください。
安全面のポイント
ロイター板との組み合わせ
跳び箱の踏み切りにはロイター板(踏み切り板)が必要です。ロイター板のサイズは跳び箱の大きさに合わせて選ぶ必要があり、サイズが合わないと踏み切りが不安定になります。跳び箱とロイター板はセットで確認するようにしてください。
着地マットの設置
跳び箱の着地側には必ず体操マットを敷いてください。マットの厚みは5cm以上が推奨されます。着地面が硬いと足首・膝への負担が大きくなり、怪我のリスクが高まります。
踏み面のすべり止め確認
跳び箱の踏み面(手をつく面)のすべり止めが劣化していると、手が滑って転倒するリスクがあります。定期的に表面の状態を確認し、帆布の破れや合成皮革の剥がれが見られた場合は補修または交換を検討してください。
買い替えのタイミング・劣化チェックポイント
跳び箱は大型備品のため、購入してから10〜20年以上使い続けているケースも少なくありません。しかし、劣化した跳び箱を使い続けることは安全上のリスクがあります。以下のポイントを定期的に確認してください。
- 踏み面の帆布・合成皮革の破れ・剥がれ
- 各段のゴム(すべり止め)の劣化・摩耗
- 木材部分のひび割れ・欠け・腐食
- 段の締め付けが緩んで不安定になっていないか
- 段の積み重ね時にガタつきがないか
上記のいずれかに該当する場合は、補修または買い替えを検討してください。特に踏み面の劣化は転倒事故に直結するため、早めの対処をおすすめします。
まとめ・跳び箱はみんなの体育で

跳び箱は学年・体格・技術レベルに合わせたサイズと段数を選ぶことが基本です。指導ライン入りモデルやソフト跳び箱を活用することで、苦手な児童への配慮もしやすくなります。ロイター板・着地マットとのセット確認と、定期的な劣化チェックを習慣にすることで、安全な授業環境を維持できます。
みんなの体育では、小型・中型・大型跳び箱・ソフト跳び箱・ミニミニ飛び箱・ロイター板を幅広く取り揃えています。
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