グラウンドのライン引きにはどんな種類がある?
学校のグラウンドや体育施設でラインを引く方法は、大きく分けて「石灰式」「粉末式(ラインパウダー)」「液体式」の3種類があります。それぞれ特性が異なるため、使用頻度・グラウンドの素材・管理体制に合わせて選ぶことが重要です。
「とりあえず安いものを」と選んでしまうと、ラインがすぐに消えたり、機器が詰まったりといったトラブルが起きやすくなります。このページでは、ライン引きの種類と選び方を基礎からわかりやすく解説します。
ライン引きの種類と特徴
石灰式
消石灰(水酸化カルシウム)を使った従来のライン引きです。コストが安く、視認性の高い白いラインを引けるのが特徴です。ただし、消石灰はアルカリ性が強く、皮膚や目への刺激があるため、使用時は手袋・マスクの着用が推奨されています。近年は安全性の観点から、学校現場では粉末式(炭酸カルシウム)への切り替えが進んでいます。
粉末式(ラインパウダー)
炭酸カルシウムや顔料を主成分とした安全性の高いラインパウダーです。消石灰と比べて皮膚・目への刺激が少なく、学校・スポーツ施設での使用に適しています。白色だけでなくカラータイプも展開しており、テニスコート・バスケットコートなど複数のラインを色分けして引く場合にも便利です。現在、学校現場で最も広く使われているタイプです。
液体式
液体状の塗料を噴射してラインを引くタイプです。雨に強く、引いたラインが長持ちするのが特徴です。人工芝や硬質グラウンドなど、粉末が定着しにくい素材に向いています。ただし、一度引いたラインの修正が難しく、専用の機器が必要な場合もあります。
ライン引き機の選び方
手押し式
最も一般的なタイプです。タンクにパウダーや液体を入れ、押しながらラインを引きます。シンプルな構造で故障が少なく、価格も抑えられます。直線はもちろん、サークルアタッチメントを使えば円も描けます。日常的なグラウンド整備に最適です。
選ぶ際はタンク容量・ライン幅・車輪の安定性を確認してください。タンク容量が大きいほど補充の手間が減りますが、重くなるため扱いやすさとのバランスが重要です。
電動式・エンジン式
広いグラウンドを短時間でライン引きする場合や、作業者の体力的な負担を減らしたい場合に適しています。一定の速度で走行するため、ラインの太さや濃さが均一になりやすいのも特徴です。初期費用は高めですが、大規模校や頻繁にラインを引く施設では費用対効果が高くなります。
グラウンドの素材別・選び方のポイント
グラウンドの素材によっても適したライン引きが異なります。
- 土・砂のグラウンド:粉末式が最も一般的です。雨後は地面が締まってラインが引きやすく、パウダーの定着も良好です。
- 人工芝・天然芝:液体式が適しています。粉末は芝に埋もれて視認性が下がるため、専用の液体ラインマーカーをお選びください。
- アスファルト・コンクリート:液体式または専用スプレーが向いています。粉末は風で飛びやすく定着しにくいです。
消耗品の補充タイミングと管理のコツ
ラインパウダーや石灰は消耗品です。運動会シーズン(5〜6月・9〜10月)の1〜2ヶ月前には在庫を確認し、余裕を持って発注することをおすすめします。発注が遅れると在庫切れになりやすく、直前に準備が間に合わないケースもあります。
ライン引き機のメンテナンスも重要です。使用後はタンク内に残ったパウダーを取り除き、ノズル部分を清掃することで詰まりを防げます。長期間使用しない場合は分解して乾燥させた状態で保管してください。
まとめ・ライン引き用品はみんなの体育で
ライン引きは「とりあえず使えればいい」と後回しにされがちですが、適切なものを選ぶことで作業効率・ラインの品質・安全性が大きく変わります。まず使用するグラウンドの素材と使用頻度を確認し、それに合ったタイプを選ぶのが基本です。
みんなの体育では、手押し式ライン引き機・ラインパウダー・石灰・カラーパウダーなどグラウンド整備用品を幅広く取り揃えています。
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